シベリア少女鉄道 vol.31『ココニイルアンドレスポンス』@THEATER BRATS_20190721

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以前よく見ていたシベリア少女鉄道。別々の内容がクロスして想定外のものが出来上がるという意外性のある構成はとても好みだったのだが、一時活動停止の時期に芝居自体を全体的に見なくなっていたので復活後も縁遠くなっていた。それが、私立恵比寿中学を見るようになったことで再び注目。安本彩花さん客演芝居から再度通うようになった。もっと早くにエビ中を好きになっていれば、シアターシュリンプの芝居も見に行けたのかも。いや、チケット当たってないか…。

場所は、また赤坂かと思いこんでいたが、今回は新宿シアターブラッツ。御苑からゲイショップの並ぶ道を通り抜けて劇場へ。地下の空間に席がびっしり。人いっぱいなので、暑い。あとで空調は効いてきたが。席にはクッションが用意されていてありがたいが、一時間過ぎる頃にはしんどくなってきた…公演時間は100分程度。

キャストは4人。それぞれが相手がいる体での一人芝居をそれぞれ見せる。くすっと笑わせる要素はあるが、さほど面白くない。ということは、以前の常だったような、最後にドッカンドッカンのパターンなのかと期待したんだが…。

話は、件の4人が全員揃うシーンから動き出す。今回は、彼ら以外の見えないステルスな登場人物が鍵を握る。なので、彼らの話している内容で観客に聞こえないセリフがキモなのかと思ったが。

実際はそうではなく、見えないがゆえの風体がテーマであり、最終的には見えている人もその実態は別物、ということで、オチに持って行っていた。

実況と音響を使うネタ。過去作品だと、既に見せているものが別の意味を持っているのだ、という使い方で観客に意外性と笑いをもたらしていたが、今回の場合は見えていないものが見えていないがゆえに皆が思い込んでいるものと違うのだという落とし方。ただ、見えないものが実際は何者であるかという点には人間である以上さほど展開はなく意外性は少ない。だからこそ、さらに展開させるためのサゲを持ってきたのだろうが、それはあまりにも唐突すぎるし、それで何か面白い事態が生まれたかというと、微妙。

最大の問題は、登場人物が多すぎる、ということだろうか。その多さをどう処理するのかが、定まっていなかったような気はする。11人いる的なネタにして見えない人の出入りに特化した方がわかりやすく面白かったのではないかと思うが、まぁそれだと志は低いので、もっと何か別のもの、やっていないものを、と思うとこういう内容になってしまうのだろう。

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シベリア少女鉄道 vol.31『ココニイルアンドレスポンス』@THEATER BRATS adv.\4,000

シベリア少女鉄道 vol.31
『ココニイルアンドレスポンス』
作・演出:土屋亮一
出演:浅見紘至(デス電所)、加藤雅人(ラブリーヨーヨー)、小関えりか、川井檸檬

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